
ニートだから面接で何聞かれるかわからなくて怖い!
どう答えればいいのかわらかない
コツとかポイントとかってあるの?
この記事は上記のような疑問を解決します。
結論
きちんと準備して練習すれば面接は怖くありません。
少なくとも書類選考を突破した時点で、会社はあなたに興味を持っています。
ニートだからと尻込みする必要はありません。
とはいえ面接官からの質問の裏には、明確な意図があります。
意図というのは面接官が知りたいこと。
この面接官が知りたいことからずれて答えてしまうと、採用を決意する判断材料が乏しくなってしまいます。
採用を決意する判断材料が乏しくなると、採用する理由がなくなるので不採用となってしまうのです。
この記事では頻出の質問と、その裏に存在する面接官の意図を合わせて紹介しています。
この記事を最後まで読んでいただくことで、
面接官の知りたい答えに対して回答できるようになります!

就職活動にはえらく苦労しました。
当時死に物狂いで勉強した知識があなたの役に立つのなら幸いです。
目次
ニートが面接で聞かれることその解答例【私の実例】
ニートの方に知ってもらいたい、面接の大前提
面接官はすぐにやめないか、活躍できそうかを非常に重視する
まず大前提としてニートの方に知っておいて欲しいことがあります。
面接官は「すぐにやめないか。また活躍できそうか」
という視点を非常に重視しています。
会社も営利団体なので、ほどこしでニートの採用活動をしているわけではありません。
採用活動には1人あたり100〜150万円ほどかかります。
また採用後も人件費を払い続けないといけません。
そのためすぐに辞められてしまうと採用にかけたコストが回収できないですし、
人件費以上のリターンがなければ(活躍できなければ)その人を正社員採用するメリットがありません。
なので
- 短期でやめないことを伝える
- 自分が御社で活躍できる!
という視点が重要になってきます。
働いたことのないニートがいきなり活躍できるアピールなんて現実味がねえだろ!
と思われたかもしれません。

私自身、
大学は中退です。
経歴は立派ではないですし、自分のスキルを活かして貢献できることもありませんでした。
そんなニートにおすすめしたいのが、
現在努力していることと、その努力が将来的には○○という結果になる。
というふうに現在ー未来軸で展望を語ることです。
将来こうなる、ということの根拠として、現在継続して努力していることを合わせて伝えるようにしましょう。
他人と比べて過去が劣っているのなら、現在ー未来で勝負するしかありません。気合いを入れましょう。
面接官は回答の一貫性を重視する
面接官は、応募者が信頼できる人かどうか、非常に重視します。
では信頼できるかどうかはどこで判断しているのでしょうか。
それは発言内容の一貫性です。
例えば目上の人と目下の人で態度が異なる人を、あなたは信頼できるでしょうか。
それと同じことです。
面接を通して言っていることが違ってくると、面接官は応募者のことを信頼できません。

とあなたは思うかもしれません。
うまく答えようとして多少の嘘をおりまぜて回答を作っていると、他の回答と矛盾が出てくることがあります。
明確な矛盾でなくても、全体を振り返ってみると違和感をおぼえるケースもあります。
そして聞き手には矛盾が違和感として伝わります。
例えば自分のPR部分や強みが複数ある場合。
その場合は結局聞き手は強みがわからないですし、自己分析がしっかりできていないと判断されてしまいます。
重要なのは一貫性です。
例えば面接で以下2つの質問が聞かれたとします。
1、自己PR
2、性格
1に対して「成果が出るまで粘り強く継続することができます」と答えたとします。
2に対して「興味がいろいろ移ります」と答えたとします。
矛盾していることがわかりますよね?
一貫性がある回答とは、
1に対して「新しいことに果敢に挑戦することができます」
2に対して「興味がいろいろ移ります」
のように答えることです。
一貫性を確保するには?
自己分析を大量にやるしかないです。
自分を理解していないために、中途半端な解釈になってしまうのです。
そしてそれぞれの回答が、別の回答の論拠となっている感じを目指してください。
イメージ的にはメビウスの輪ですね。
回答が別の回答を補強していて、全体として円になっている感じです。
ニートの【志望動機】の作り方
面接官の知りたいこと
熱意の確認
ミスマッチを避ける(長く勤めてもらえるか)
志望者の熱意(長く勤めてもらえるか)

志望動機を作る際に役立つフォーマットを用意しました。
番号の題目にそって、言葉を作っていってください。
回答を作りやすくなると思います。
志望動機を作る際のフォーマット
1、ニートから就職活動を始めた理由。もしくは人生をかけて成し得たいこと
2、御社でそれが実現できる理由
3、なので御社を志望しています
私の実例(解答例)
1、成長したいという強い意欲があった。なぜなら大学を中退し、人より優れたスキルも経歴もなかったから。就職に困らないように手に職をつけようという意欲が人一倍強かった
2、志望する会社には会長と呼ばれる人がいて、会長は人を育てることに長けている人だと事前にうかがっていた
3、なので御社を志望しました
それぞれ解説していきます。
1に関しては、就職する理由です。
なぜ正社員になりたいのか。
ニートの現状からだっして、正社員になりたい! 就職したい!
そう思った強い理由が存在するはずです。
それをよーく、自己分析を通じて言語化してください。
「人生の目的論」で自己分析をしている方は、人生で成し得たいことを就職する理由にあててください。
「人生の目的論」とは、自分の人生をかけてやり遂げたいことを念頭に会社を選ぶ、という自己分析の手法です。
2に関しては、1であげた就職する理由が御社で実現できる理由です。
このとき待遇面を語るのはNGです。
休みが多いとか安定しているとか、給料がいいとかです。
もらうばかりの人は嫌われます。
いつもおごられるばかりで、お返しがない人と長く付き合いたいとは思わないでしょう。
待遇面ばかり語る人は、もらうばかり人のように見えてしまいます。
なので1であげた就職する理由も、もらう理由ではなく与える理由でなければなりません。
箇条書きにしてしまいましたが、
もちろんご自身の回答は話した時に自然なようにしてください。
自分で作った回答がこれでいいのか不安な人は、TwitterでDMください。
第三者の視点が入るとクオリティがだいぶ上がると思います。
ニートの【空白期間】の答え方
面接官の知りたいこと
ニートになった理由
ニートに戻らない理由
空白期間を答える際のフォーマット
1、空白期間で行ったこと
2、ニートになった理由(空白期間を作った理由)
3、ニートに戻らない理由
私の実例(解答例)
1、公務員を目指して勉強していた
2、選んだ大学は自分で選んだ大学ではなく、いけそうな大学に入ってしまった。自分で選択したわけではないので勉学に身が入らなく、3年時に退学してしまった。自分で選択しないと身が入らない、ということに気が付くことができた
3、プログラマーという職種、志望する会社、すべて自分で選びました。
ニートになる理由の大半は、嫌なことから逃げたからでしょう。
私もそうです。しかし仕事でいやなことがあっても逃げることはできません。
立ち向かっていかないといけません。
ニートだろうと大卒だろうと、社会人になるために必要な素質です。
ニートの面接の場合、面接官はまたニートに戻らないのか非常に気にします。
コストがかかっているので、簡単に辞められたら元が取れないからです。
なので簡単にはやめないというアピール、要するにニートに戻らない理由を述べて締めてください。
ちなみにニートになったわけを他人のせいにするのはやめましょう。
いわゆる他責思考と呼ばれるものです。会社では他責思考は嫌われます。
仕事で求められるのはうまい言い訳を作る能力ではなく、完遂する力です。
完遂する力はこれから社会人になろうとしているニートにも、同様の思考を求められます。
ニートの【自己PR】の作り方
面接官の知りたいこと
やってたことから学んだこと
学んだことを会社でどう活かせるか
自己PRを述べる時のフォーマット
1、自己PR
2、やってきたこととそこから学んだこと
3、学んだことを御社でどう活かせるか
4、意気込み
私の実例(解答例)
1、自分のPRポイントはやる気
2、公務員試験に2年連続で挑戦するも失敗。このままではダメだと言う危機感が募る。その危機感がやる気につながり、専門学校では高い学習意欲に繋がった
3、社会人経験がないため至らない点も多々あると思うが、私ならこの高い学習意欲を持って一日でも早く即戦力になることができる
4、日々学習を怠らず、一日でも早く貢献できるように尽力します。
ニートにとって最大のポイントは自己PRかと思います。
言う内容なんかないよ! と思われるかもしれません。
わかります。私もそうでしたし。
自己分析をしまくってもない場合は、作りに行くしかありません。
新卒で就活している子たちも、自己PRがない場合はインターンなどで作りに行っています。
ニートである我々は、そんな人たちよりも努力しないといけません。
根性を見せましょう。それくらいしないとニートから正社員採用なんて不可能です。
私の場合は専門学校に通って、そこで講師の方に毎日質問しに行っていました。
要するにやる気をアピールしていました。
その縁があって、今の会社に正社員採用してもらえました。
自己PRを作りに行く際は、3の会社でどう活かせるかを念頭においてください。会社で活かせない自己PRは意味がないですからね。

あえておすすめの自己PRを上げるとすれば、”やる気”ですね。
会社に入った後の成長もアピールできる
簡単にはやめない理由にもなる
上記のようなメリットがあります。
ニート期間の反省や後悔があった上で、今のやる気に繋がっているのなら、さらに説得力が増します。
もちろん人によりけりです。
無理に自己PRをやる気にせず、自分にあったものをPRポイントとしてください。
ニートの【入社後やりたいこと】の答え方
面接官の知りたいこと
志望者のやりたいことが、うちの会社で実現できそうか?
入社後やりたいことを述べる時のフォーマット
1、やりたい仕事内容
2、その職務についた時に活かせる自分の強み
私の実例(解答例)
1、テストエンジニアではなく、設計書の作成からコーディングまで一貫して行いたい。手に職をつけたいという意欲が強かったため、一線で活躍できるエンジニアとしてキャリアをしっかりと経験していきたかった
2、至らない点はたたあると思うが、足りない知識は必死で勉強して補える自信があります。専門学校時代もそうやって知らない知識にたいしてキャッチアップしていた
1に関しては志望動機と、
2に関しては自己PRの内容と関わっていることがわかるでしょうか。
これが一貫性です。
自己分析さえしっかりできていれば、どっかとどっかが必ずつながります。
それを逃さず、面接での回答に落とし込んでいってください。
もちろん上記の例では志望動機と自己PRがつながっていましたが、別にその2つでなくても構いません。
自分の人生の目的でもいいですし、挫折経験でもいいです。
大切なのは点と点を別々に用意するのではなく、つなげて線になるような回答を心がけてください。
他の頻出質問一覧
【何か質問はありますか?】
面接官の知りたいこと
特になし
入社後やりたいことを述べる時のフォーマット
1、その会社に聞きたいこと
何か質問はありますか?
いわゆる逆質問と呼ばれる質問ですね。
逆質問に関しては、気になっている点を素直に聞いていいと思います。
逆質問の段階で、志望者を採用するかしないかはある程度決まっています。
逆質問で評価が180度変わって、採用! みたいなことはまず起こりません。
なので好きなことを聞きましょう。
むしろ重要なのは失点を防ぐことです。
下記の内容は聞かないようにしましょう。
逆質問で避けた方がいい内容
事前に調べればわかる内容
面接官がすでに喋った内容
福利厚生や待遇面の内容
今まで面接で話してきたことと矛盾する内容
ここまで読んできてくださった方なら、いまさら説明するまでもないと思います。
上記はNGなので聞かないようにしましょう。
喋る内容がないニートはどうすればいい?
全力で作りに行くしかないです。
それができないからニートになってんだろ!
とあなたは思うかもしれません。
その通りです。できていないからあなたはニートになっているんです。
ニートから脱したかったら、ニートの時の自分とは違うことをしないといけません。
要するに、やるしかないです。
家にこもってばっかりいても人生は何も変わりませんよ。
プログラミングの勉強、バイト、インターン、資格の勉強…。
何をすればいいかは人によりけりなので、一概には言えません。
私はニートから正社員採用を目指す場合IT職をおすすめしています
・実体験としてニートから正社員就職に成功した
・慢性的な人手不足
・プログラミングスキルという差別化
・転職のしやすさ
・未経験でも就職しやすい
などが理由です。
一つアドバイスするとしたら、ある程度自己分析を進めて自己理解を深めてから話したい内容に合わせて何をするか決めましょう。
要するに話したい内容を考えておいて、それを実際に話せるようにエピソードを作りにいきましょう。
入りたい会社や職種、人生の目的、就職する理由などから逆算して話す内容を考えてみてください。
ニートが面接で聞かれることその解答例【私の実例】まとめ
ニートが知っておきたい面接の大前提
面接官は下記の2点を、面接を通してずっと気にしています。
・採用者がすぐにやめないか、また当社で活躍できそうか
・志望者の発言内容の一貫性
自分で面接での回答を作る際は、上記2点を念頭において作成してください。
以下も同様に、面接官の確認したいポイントを列挙します。
志望動機の作り方
・ミスマッチを避ける(長く勤めてもらえるか?)
・志望者の熱意(長く勤めてもらえるか?)
空白期間の答え方
・ニートになった理由
・ニートに戻らない理由(長く勤めてもらえるか?)
自己PRの作り方
・やってきたことから学んだこと
・学んだことを会社でどう活かせるか(活躍できそうか?)
入社後やりたいことの答え方
・志望者のやりたいことが、うちの会社で実現できるか?(長く勤めてもらえるか?)
想定される質問への答え方
・特になし