
正直なレビュー記事がみたいよー
って人の疑問に答えていきます。
目次
mikan基本的な内容レビュー
mikan基本情報
値段 | 基本無料 |
単語数 | 2500語 |
レベル | 中~上級者 |
使いやすさ | |
知識定着率 | |
アプリの動作 |
知識定着率=どのような、単語を覚える事ができるシステムを実装しているか。
そのシステムの効果を推し量る指標。つまりどれだけ効果が出るか。
アプリの動作=動作面から見たアプリの完成度(落ちないか・かくつかないかetc)
2500語修了者の私の感想としては、

けれどTOEIC対策の単語帳としては、単語の選出が少しずれ気味。
と言った所。
アプリmikanの使い方の流れ
大絶賛したmikanの知識定着率。
では実際にmikanでどう単語を覚えていくのでしょうか。
その使い方を実際に紹介していきたいと思います。
大まかな流れとしては、下記の通りです。
2、間違えた単語を解き直す。
3、うろ覚えな単語を解き直す
4、ほぼ完璧に覚えた単語を解く
5、そのrankの単語に自信がついたら、ランクアップテストに挑む
ランクアップすると次のrankの単語(100語)が解放されます。
また新たな未学習単語を100単語終わらせます。
これがmikanの基本的な使い方。
上記の流れをちょっと詳しく見ていきます。
まず未学習単語。こちらは各rankごとに100個ずつ。
単語画面はこんな感じ。
日本語の4択から正解を選びます。
10単語学習終わると、このように一覧が出ます。
できた単語・できなかった単語を任意に選択することができますが、あまりいじる必要はありません。
後述しますが、どうせ正解できた単語にも何度も出会うことになるからです。
未学習単語は間違えたか正解したかにより、その単語がどこに所属するかが決まります。
間違えた場合は「苦手な単語」正解した単語は「うろ覚えな単語」に振り分けられます。
そして「苦手な単語」に属する単語を数度正解すると、「うろ覚えな単語」に所属するようになります。
同様に、「うろ覚えな単語」に属する単語に数度正解すると、「ほぼ覚えた単語」に。
最後は、「ほぼ覚えた単語」から「完璧に覚えた単語」へと変わります。
なのでまた「苦手な単語」から正解を繰り返し、階級を上げていく必要があります。
つまり単語に正解するたびに、「苦手な単語」→「うろ覚えな単語」→「ほぼ覚えた単語」→「完璧に覚えた単語」のように推移していく形になります。
最終的に「完璧に覚えた単語」に属するようmikanを使っていきましょう。
TOEIC対策英単語アプリとしてのmikanのレビュー
基本情報と単語学習の流れを知ってもらえたら、次は私の率直なレビューです。
私はTOEIC対策単語として最初からある2500語を終わらせ、時間にして mikanに使いました。
無料単語アプリmikanで効果が出る理由
mikanの効果が出ると感じた理由は以下の通りです。
2、同じ単語に何度も何度も出会う
3、ゲームみたいで面白い。
4、オフラインでも完全に使用できる
まず無料だということ。
とはいえ、無料で全機能が使えるわけではありません。
無料ゆえに使いにくいところも多々あります。
それでも無料で、このシステムでTOEIC単語2500語を学習できるってのはかなりお得でしょう。
2と3は似通っていますので、一気に紹介します。
まず単語に正解するたびに、徐々に階級が上がっていくのってゲームみたいで面白いですよね。
先ほども書いた、「苦手な単語」→「うろ覚えな単語」→「ほぼ覚えた単語」→「完璧に覚えた単語」と言った流れの事です。
そしてこの学習の流れがあるからこそ、知識定着が非常に優れています。
なぜなら同じ単語に最低でも3回は会うから。
しかも一度正解しただけでは階級は上がりません。
例えば「苦手な単語」に属する単語に正解したとしても、もう一回「苦手な単語」で再び出てくるなんてザラです。
どんなアルゴリズムで階級が上がるようになっているかは知る由もありませんが、
例え正解した単語だとしてももう一度出てくるのは非常に優れた機能だと思います。
この階級システムと、もう一度同じ階級で遭遇するシステムのおかげで、単語の知識定着率が非常に高いです。
理由はシンプルに、何度も出てくる(見る)から。
我らが関正生先生曰く、「1日に同じ単語に6回会えばどんな単語でも覚える事が可能」と、スタディサプリTOEICの講義動画でも、関先生著作の「世界一わかりやすい英語の勉強方法」でも語っています。
これは事実です。
一日6回も遭遇すれば覚えようと意識しなくても、自然と脳みそにしみ込んでいます。
ポケモンの名前だって、覚えようと思って覚えるよりも、何度も草むらから出てきて戦うから自然と覚える事の方が多いでしょう。
何度も繰り返して見るというのは、それだけで知識定着率が優れているんです。
「苦手な単語」→「うろ覚えな単語」→「ほぼ覚えた単語」→「完璧に覚えた単語」という、徐々に階級が上がっていくシステムは非常に優れています。
だからこそmikanの効果は、「効率よく単語を学習することができる」
と私は断言します。
無料単語アプリmikanのここが悪い
いいレビューを書きましたが、当然悪い面もあります。
包み隠さず話しますよ。
2、ピンポイントに単語を学習することができない
3、TOEIC単語として洗練されていない
順番に見ていきます。
まず単語の解答は日本語の4択から選ぶ形になっています。
賛否両論あるとは思いますが、個人的にはいまいち。
なぜなら「なんとなく」とか「雰囲気」とか「消去法」で正答が導けてしまうから。
やはりスタディサプリTOEICのようにわからない、の選択肢を用意しておいてほしい所。
てきとうに学んで困るのは、ほかならぬ自分です。
次はピンポイントに単語を学習することができない。

とあなたが思ったとします。当然覚えなおそうとします。
ただmikanの場合は、過去に学んだ単語はランダム学習か、総復習でしか学びなおす事ができません。
ランダム学習だと最大で100単語。
総学習だと(進捗具合にもよりますが)最大で2500語。
苦手な単語を学びなおす前に、最大でこれだけの単語を解かないとたどり着く事はできません。
苦手な箇所があると認識していても、覚えなおしたい単語にたどり着く前に、沢山の単語を相手にしないといけないのです。
普通の単語帳だったら苦手な箇所の単語をピンポイントに覚えなおす事ができますよね。
これは非常に非効率。
ただ上記は有料プラン(月額1000円)に登録すれば解決する問題です。
最後はTOEIC対策単語として対策は不十分だと感じました。
実際に使ってみて、「果たしてTOEICに出るのか?」と疑問に思う単語に何度も出くわしました。
少しですが具体例を。
2、Barracks (兵舎)
3、Guerrilla (ゲリラ兵)
4、Nationalist(国民主義)
5、Socialism(社会主義)
思わず「TOEICに出るのか?」と思わずにはいられません。
TOEICの出題傾向として、差しさわりのないオフィスでの会話とか、サービスの予約とか、座席の変更とかが多いです。

それもそのはず、TOEICは日本人だけでなく、世界中の人が受けているからです。
受験者の気分を害さないよう、TOEICのテーマは非常にホワイトな物ばかり。
TOEICの世界に住みたいわ pic.twitter.com/YYNfpa7Lhi
— メランコリーな概念 (@melancholy3412) 2019年3月23日
「TOEIC L&R TEST 出る単特急金のフレーズ」のミニコラム、TOEICの世界の画像です。
見てもらえばわかる通り、中身は非常にホワイトな物ばかり。
TOEIC事業を運営する一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会のコンセプトは、
「世界中の全ての人に対して、違和感や不快感を与えるようなものは出題しない」
これを念頭に置いてmikanのTOEIC単語2500をやると、いささか疑問を感じる単語が出てきます。
mikan運営さんの方に問い合わせた所、やはり単語の選定基準は自社のものだそうです。
製作チームにもTOEIC990点ホルダーの方はいません。東京大学出身の方が運営のメインをしているので、受験英語に対しては信頼ができそうです。
ただTOEICとなると正直いまいち。
それだったらTOEIC990点ホルダーの方の手が入っている単語帳を買って勉強することをおすすめします。
mikan徹底レビューのまとめ
1、「苦手な単語」→「うろ覚えな単語」→「ほぼ覚えた単語」→「完璧に覚えた単語」
という階級がある。
2、正解するたびに上の階級に移っていき、
もしくは間違えると「苦手な単語」にカテゴライズされる。
3、この繰り返しが単語の暗記をサポートしてくれる。
4、我らが関正夫先生が「世界一わかりやすい英語の勉強方法」でも語った通り、
「同じ単語に一日6回会えば、どんな単語でも覚えられる」理論である
1、無料である
2、同じ単語に何度も何度も出会う
3、ゲームみたいで面白い。
4、オフラインでも完全に使用できる
1、日本語4択式
2、ピンポイントに単語を学習することができない
3、TOEIC単語として洗練されていない
1、「」
mikanとスタディサプリTOEICのTEPPAN英単語を比べると、どちらをやるべき?
1、「」
総評としては、mikanでTOEIC単語を学習するのはおすすめ。
無料で2500もの単語を学習できますし、単語の記憶定着率もえげつない。
ただ月額の有料の機能があるおかげで、無料版はやはり痒い所に手が届かない。
その最たる例が、日本語の4択式と特定の単語を狙った復習ができない事。
とはいえ、それ以外にも有料版にするメリットは多々あります。
mikanを有料版にするか悩んでいる人は「」の記事も参照ください。
それとmikanはTOEIC対策単語帳の最初の一冊目としてはふさわしくありません。
なぜならTOEIC対策単語帳として洗練されていないから。
TOEICじゃ出ないだろ……。
って単語が結構出てきます。
なのでTOEIC対策の単語帳をまだ一冊終わらしていない方はmikanは避けておきましょう。
出るかでないかわからない単語を学習するより、TOEIC990ホルダーのお歴々が作った単語帳で学習してください。
それ以外の方はmikanで学習しましょう。
無料でも量・効果が出るシステムの恩恵にあずかれます
1、基本無料
2、TOEIC単語は2500語
3、中~上級者向け