ニート経験者の意見を聞いてみたいな
ニートから正社員就職に成功した私が、実際の生活を振り返ってニートと会社員どちらの生活がいいか考えてみました。
結論
会社員の方が数百倍いい
苦労っていうのは人生を通して等分だと思っています。
先に楽をすると後で苦しくなるし、先に頑張っておくと後が楽になります。
ニート生活というのは先に楽をする行為に他なりません。
私もニート生活を経験したのでわかるのですが、あの生活は時間の浪費以外の何者でもありません。
1000万もらえてもニートには戻らないでしょうね。
目次
【会社員目線】ニートを羨ましいと思う瞬間○選
いつまでも寝ていられる
ニートの場合は朝起きる時間は自由です!
素晴らしいですね。毎朝6時に起きて7時に家を出る生活をしている私には信じられません。
二日酔いでだるい時も、何か嫌なことがあった時も、会社行くのがだりぃ時も、真面目に起きて会社に向かわないといけないわけです。
対して、ニートの場合はその日やらなきゃいけないことが皆無なので、起きる時間も家を出る時間を自由です。
今でこそ朝方の人間ですが、ニート時代はお昼過ぎに起きるのが当たり前でした。
寝るのめっちゃ好きな人にとってみれば、最高のポイントだと思います。
好きなだけ時間を費やせられる
ニートの場合はやるべきことが皆無なので、好きなだけ好きなことに時間を配分できます!
会社員の場合は仕事の時間が決まっています。
仕事が終わっていても終わっていなくても、就業時間内は絶対に会社にいないといけません。
書いてて思いましたが、アホらしいですね
しかも場合によっては残業や休日出勤も必要となってきます。
そのため会社員は自分の時間を確保することがかなり難しいです。
対してニートの場合は、そんな縛りは一切ないので、自分のやりたいことをやりたいだけやれます。
まさに天国。
めちゃくちゃ好きな趣味とか、年中やってても苦にならないことがある人にとっては最高ですね。
そういう時間の過ごし方は無駄だとは一切思いません。
ストレスフリーな生活を送れる
ニートは会社員につきものな、人間関係のストレスや、納期、仕事がうまくこなせないことによるストレスとは無縁です。
満員電車とかもきついですよね。
あれだけでHP4割ぐらい減らされる気がします。
そういった外から生じるストレスとは無縁でいられます。
対人関係とかがどーしても無理! ってな人は在宅でできる仕事をやってみましょう。
責任が皆無
ニートは責任を負うべき立場にはいません。
家のことは親が責任をとってくれます。
仕事はしていないので、仕事にまつわることで責任を取る機会もありません。
会社員をされている方ならわかりますが、この責任にまつわるプレッシャーというのは休日も心を蝕みます。
責任とは立場関係なく、上の管理職、下の作業員にも、等しくついてまわるのが厄介なところ。
ストレスポイント
あのプロジェクトはこう決定したけどそれでよかったんだろうか、とか、あの件は○○さんにきちんと伝えたよな? とか 納期○○までに間に合うよな?とか。
上司に○○ってちゃんと報告したよな? あれ? とか、あの報告の内容はあれであってるよな…? とか。
仕事にまつわる悩みというのは、厄介なことに休日だろうか付き纏います。
そういったストレスとは無縁でいられます。
実際にニートを経験して思ったこと
金がねえ
ニートは金がまじでありません。
収入がないので当たり前なんですが。
なので多くの場合、ニートの娯楽といえば値段の安いネットサーフィンなどがメインになってくるのでしょう。
生きていく上で必要な部分は実家暮らしであれば親が負担してくれることでしょう。
私もニート時代はお金がないなりに暮らせていました。
お金がないことのデメリットがそんだけ? なら我慢すればいいだけじゃん
と思われると思います。
しかしお金がないことによる一番の問題は、自分の成長にもお金を使えないことです。
資格の勉強や、プログラミングのスクール、各種教材。人に話せる体験など。
歯科矯正や美容液、美顔器、ヘアカットやファッションなど。
お金がないがゆえに上記の自己投資にお金を回せません。
お金を持っている人とお金を持っていない人では自己投資の効率が段違いなので、圧倒的な差がつきます。
それは外見もそうですし、内面もです。
お金はあったほうがいいです。まじで。
女性に対してアピールできない
ニートは女性にアピールなんてできません。
まあそもそも相手にされないと思います。
- 外に出る機会が少ない→外見に気を使わない
- 人と接する機会が少ない→コミュ力&表情の低下
私の場合は自分の将来が不安すぎて女性を口説いてる余裕なんてありませんでした。
とはいえ時間はあったので無料の出会い系アプリでアポとってあったりはしていました。
でもはっきりいうと女性の質は高くないです。
もっと上の女性を狙いたい場合は、自分の価値も高めていく必要があります。
娯楽に飽きる
ネット関連の娯楽をずーっと見続けていると飽きます。
ネット関連の娯楽とは、動画や映画、コミックなどです。
ストーリーがそれぞれ違うので飽きるというのはありえないことだと思うのですが、飽きるんです。
もちろんそれ以外に娯楽があればいいと思います。
しかし当時の私は自分の車もなければ友達とは縁を絶っていたので、家にこもる他ありませんでした。
どんなにストーリー好きでも飽きます。覚悟しておいてください。
自己肯定感の低下
ニート期間は自己肯定感がどんどん下がっていきます。
親から世間話で、「○○さんが結婚した」や「○○さんが医者になった」など聞かれるたびに心がやさぐれます。
対して自分はひがな1日娯楽に時間を費やす日々…。
比較して勝手に傷つき、相手を恨むようになっていきます。
ニートの末路に誰かを殺害する事件が相次いでいますが、心情を理解できます。
それくらいニートでいるということは精神衛生上悪いです。
成長がない
成長とは苦しみを乗り越えた先の果実です。
ニートとは苦しみを避けた生活をしている人のことを言います。
なので当然、ニート生活を続けても人間的に成長しません。
ニート生活を続ければ続けるほど、だっせぇ人間になっていきます。
【ニート目線】会社員を羨ましいと思う瞬間○選
毎月安定した収入がある
会社員をやっていると、給料日には決まって給与が振り込まれます。
これが確定しているので、給与を全部使い切るという思い切ったこともできます。
お金の流れが安定しているというのは、心に安心をもたらします。
飢え死にすることはありませんし、使いきっても来月にはまた満額振り込まれます。
これってとってもすごいことです
しかも額もニート時代と比べてかなり違います。
趣味にしろ自己投資にしろ、使えるお金の額が桁違いです。
社会的に価値を生み出している
職種によってはわかりにくいですが、会社員は社会に価値を提供しています。
社会に価値を提供するということは、つまり社会的に価値のある人間だということです。
パンを焼く人から物流を支えている人、物を売ってくれる人やシステムを構築する人など。
働いている人は社会に価値を提供した対価として、お金をいただいているわけです。
私がニートをやっている時は生きる意味がまったくわかりませんでした。
ただ人様が作った娯楽を消費し、自身では何も生み出さない。
社会的に存在価値がまったくありませんでした。
実際に会社員を経験して思ったこと
自分の時間がない
平日5日間の8時間ほどは確実に仕事で潰れます。
場合よっては残業や、休日出勤なども発生します。
当然ながらニート時代より圧倒的に自分の時間がなくなりました。
その点はニートが羨ましいと感じます。
とはいえ、時間があったからといって、その時間を有意義なものにしていたかと聞かれるとそんなことはありません。
むしろ会社員の今の方が自分の将来のために時間を使っています。
そしていくら時間があろうと、そのすべての時間を集中力MAXで過ごせるわけでもありません。
今ではほどよく休みが欲しいなぁ〜と思います。
そういう意味でもニート時代に戻ろうとは思いませんね。
【まとめ】ニートと会社員どちらが羨ましい?
結局ニートと会社員どちらがいいのでしょう?
結論、ハイブリッドこそ最強です。
なので私はハイブリッドを目指そうと思っています。
仕事はするけどプライペートの時間もちゃんとある、そんな働き方が最高ですよね。
例えば、
- 1年のうち9ヶ月は働いて、3ヶ月は休みとか。
- 1ヶ月のうち3週間は働いて、1週間は休みとか。
- 昼12時までは働いて、午後は完全に休みにするとか。
だいたい仕事:プライベートが3:1くらいの割合がいいかなと感じています。
ニートだけでは飽きますし、仕事がないのもやることがなくて飽きてしまいます。
仕事を通して自己成長を続け、プライベ−トもしっかり充実させる。
それこそが私の目指す理想です。
あなたはどうでしょうか。
ニートの方なら理想の働き方を考えてみてください。
会社員の方なら理想のニート生活を考えてみてください。